この時期、新生活などの理由で教室を離れていく生徒さんがいます。
今年は高校生で1,2,3年生、全員女の子の生徒さんが2月と3月に最後のレッスンを迎えました。
【高校1年生のYちゃん】
学校の合唱コンクールの伴奏を頼まれて短期でしたが1か月半、ピアノを習いにきてくれました。
曲を見るとなかなか難しいので、私が提案したしたのは「毎日のようにレッスンに来る・自宅でも練習をする」か残酷なことだけれど「他の人にお願いする・辞退する」というものでした。
今までにも期限のある曲を練習する場合、本当に苛酷なことでした。とにかく1日も早く弾けるようにならなくてはいけないので、いじわるしているように何度も何度も何度も・・・・。
3月18日に無事本番を終えることができました。
たった40日間のレッスンでしたが、言葉では言い表せないほどの40日間でした。
Yちゃんは「ピアノをやって良かった」とニコニコ可愛い笑顔で最後の挨拶に来てくれました。
雨でも休まず、弱音も吐くことなく努力したYちゃんに拍手です。お疲れさまでした(*^_^*)
【高校2年生のMちゃん。】
Mちゃんは小学校2年生のころからピアノを習いに来ていて、今年まで9年間毎週ほとんど休むことなく通ってきてくれていました。
最後に練習した曲は「幻想即興曲」「パートオブユアワールド」でした。
両方ともかなりの難曲でしたが、よく頑張っていたと思います。
小さいときはオクターブが届かなかったり、2ぺージ以上の曲にびっくりしていたのにいつのまにかオクターブは当たり前、10ページ近い曲も出来るようになりました。
Mちゃんとはレッスン中に話が脱線してしまうことが多かったかな(^_^;)
歴史の話やどこに行ったとか、花粉情報や冷え症だとか、学校の話、試験の話など毎週のように脱線しては戻して、また脱線して・・・のレッスンでした。
これからは大学受験に向けて忙しくなると思いますが、きっとMちゃんなら乗り越えられるでしょう。
楽しい時間をありがとうございました。
【高校3年生のNちゃん】
Nちゃんはちょうど1年前に保母さんと同等な資格をとる学校に入るために習いに来ていました。
全くの初めてで1年かけてバイエルの70番を目標にレッスンしていました。
もし期限がないとしたら、バイエルの70番まで2年かけてもおかしくないかな・・・
Nちゃんは土曜日の朝のレッスンでしたが、来る前にピアノがあるおばあちゃんの家で練習をしてから来ていました。
雨でも暑くても寒くても、ずっと続けていました。
バイエル70番を越えて、最後のレッスンの時には80番も越えてバッハの「メヌエット」「アメージンググレイス」も弾けるようになっていました。
いつも楽譜を読むのも正確だし、これから学校に入っても一人で十分譜読みできると思います。
4月からは一人暮らしで地元を離れてしまいますが、たまには近況を教えてほしいなと思います(^^)
頑張れNちゃん!夢を叶えてね。
本当は会えないのは寂しいけれど、みんな次に向けて進んでいるので私も精進していきます(^^)/